腐女子が婚活パーティーに行って一言も喋らず無言の帰宅をした話。
長くなったので分割しました。
あらすじ
喪女歴26年、男友達0、同性の友達もオタクで片手で足りるくらいしかいない、LINEは父、母、姉、の3人+企業アカウントのみ、一応働いているけど会社の人とはほぼコミュニケーションをとらない(とれない)コミュ障の女、ポン酢(←HN)が中学時代の同窓会に行った。
同窓会にて、婚活に行くことを決意。(何があった
勢いで行った婚活パーティーで服装を間違えるえオタク丸出しのどすこい服を着てしまう。
そんなオタク女は氷菓のえるたそに似た女子と出会う。
えるたそは大人しそうな外見とは裏腹に、バリバリ大阪弁のパリピだった。
4人が1テーブルに集結し、パーティースタート。
オタク女、自己紹介にて、どもりまくり何も話せず、散る。←イマココ
初めての婚活 シャッフル2回目
割愛するが、1回目のシャッフルでは自己紹介ともいえない自己紹介のあとはなにも喋らず終わった。
1回目で自分のコミュ症具合に絶望して、2回目の3回目の意識がほぼなかったと言っても過言ではない。
正直よく覚えていない。
シャッフルで2回目のパーティー開始。
女子は変わらず、えるたそが隣だ。
藤森「はじめましてー」
メガネ「はじめましてー」
えるたそ「よろしくー♪」
ぼく「よ、、、、おね、、、、しま、、、す」
メガネ「2人で来たのー?」
えるたそ「ちゃうよ。うち、ソロ!ガチやねん♪」
藤森「いいねー♪ 俺らは大学の同期!」
メガネ「初めて参加したけど、女の子レベル高いよね。びっくりした。」
えるたそ「そう?毎回こんな感じやで。」
ぼく「あ、、、そ、、、、なん、、、だ」
藤森「毎回って!!何回参加してるの?プロかwwww」
えるたそ「もっと仲良くなってから教えるわwwww」
メガネ「あはは」
私がいなくても進む会話。
むしろ、私がいないほうが進む会話。
無視とかそういうのではなくて、ただ私がついていけてないだけ。
悲しいというか、なんとうか、惨めになった。
私ってほんとバカ・・・・・・・・
2回目の途中で気づいたんだが、えるたそはお酒が空く少し前にかならず男の人にも私にも「何か飲む??」と聞いてくれる。
サラダの取り分けは男の人にうまくやってもらっていた。
えるたそ「サラダ食べる~?どのくらいよそればいいかわから~ん。」
メガネ「いいよいいよ、自分たちでやろ♪」
(といいつつ、メガネはえるたそにサラダをよそっていた。ついでに私にもよそってくれた。)
合コンの掟やら、モテる方法やらでは、取り分け女子は好感度高い!!!とあったが、ムリに「私取り分ける私取り分ける」と言わないほうがスマートだなと思った。
男側からはどう思ってるかわからないけど。
えるたそは取り分けてくれたメガネに対して、ありがとう~~ さすが!自分気づかいすごいなあ~~と言っていた。
メガネは、えへん、という感じで上機嫌だったと思う。
男を転がすのがうまいとはこういうことなんだろうな、と思った。
2回目はこんな感じで終わった
初めての婚活3回目 肉食系女子えるたそフツメンには流しモードか?
3回目は落ち着いた人たちだった。
とても若い、そして落ち着いている、というかこちら側の人間か???と思った。
じゃっかんの仲間意識を持った(・∀・)
外見は、あんまり覚えていないけど有吉の若い頃っぽいのと、オードリーの若林に似ていた気がする。
(オタクなんだから声優で例えろ!と言われるかもしれないが、声優でフツメンって思いつかないし、書いたらちょっとコワイ。荒れそう。)
かっこよくはないけど、いい人そうだった。
自己紹介をした。
一人はエンジニア、もう一人は会社員と言っていた。
えるたそを見る。
えるたそ「えー、ええやーん♪」
と言っているが、明らかにテンションが落ちているのがわかる。
なにがダメなんだ?やはり、顔か?そうかなのか?そうか。顔か。
そして、なぜかわからないが、急に転職の話になった。
若林の会社は、勤務時間が長いわりに給料が低いらしい。
さすがの私も、え?今そんな話、しちゃう???と思ったが、喋れないため、
「あ、、、、あうう、、、、、あ、、、」みたいな言葉をつぶやいた気がする。
えるたそは完全にやる気がないモード・・・だけど、相槌は忘れず「うんうん」「えー、それほんま。」「ひっどいなあ~」など言っていた。
有吉も何か言いたそうだったが、私と同じくコミュ障らしくなかなか喋らなかった。
コミュ障同士、お似合いなのではないか??
うまくやれるのではないか???
と、思ったが、若林の仕事の愚痴を聞いて終わった。
フリータイム オタク女誰からも相手にされずトイレに逃げ込む
地獄のフリータイムだ。
1回目、2回目、3回目、は席に座ってご飯を食べつつお酒をのみつつ、ローテーションをして指定された人たちと会話を楽しんだ。(私は喋ってないけど)
が、最後にフリータイムというものがあった。
もう1回喋りたい人と喋ろう、テーブルで喋ってない人と喋ろう~という趣旨のものだろうか?
なにをしていいのか全く不明だった。
私は、ソロ参加で同性の知り合いもいないし、うろたえることしかできない。
えるたそは1回目のエグザイルや2回目の藤森と話をしている。
完全に私、ぼっちである。
そうだ。私には有吉と若林がいる。
一言も喋ってないくせに、外見で仲間意識を持ったので有吉と若林となら喋れるかも!と思った。
横を向いた。
有吉と若林、女の子と喋ってグループになっています。
どう見てもリア充です。本当にありがとうございました\(^o^)/
いたたまれなくなって、私はトイレに行った。
泣いた。
涙がでてきたけど、一言も喋ってないくせにフリータイムで喋れるんじゃないか、外見で勝手に仲間判定して彼らとなら喋れるんじゃないか、なんておこがましいよね。
思い出したら涙がまたでてきた。
フリータイムは30分くらいだったので、Twitterちら見してたらあっという間に終わった。
オタク女が初めての婚活を振り返る
男の人は、レベルに差はあったけど20代だからか?明らかに不潔とか明らかに引きこもりみたいな人はいなかった。
女の人は、えるたそしかわからないけど、かわいい人は場を盛り上げるのがうまいし、気づかいもできるんだなと思った。
これがコミュ力というやつなんだろうな。
私は緊張して全然話せなかったけど。。。。
後日談というか、後日ではないけど、フリータイムのときにトイレでえるたそとはち合わせした。
えるたそ「あ””ー、おつかれー」(ダルそう)
ぼく「わ、わわっ、あ、あ、おつかれさまですっ」(泣いてたのバレてないよね?)
えるたそ「あー・・・・初参加??今日、正直びみょうやったな(私の態度が?ってことなと思いまた泣きそうになったが、参加者のレベルが微妙ということらしい。) 20代ってやっぱ大学生ノリ多いわ。ほんま、疲れた。早く帰りたいわ。」
ぼく「え??あ、、、そ、そうなんですね、、、」
えるたそ「これからやで!妥協したらあかん!!!いい男探そ!!頑張ろうねー」
え??????
キャラ改変が…。
文字では伝わらないかもしれないけど、トイレの中では雰囲気が違った。
ピリピリしてる感じ?疲れている感じ?
フリータイムが終わって、戻ったらえるたそは最初と変わらず、
「なんでやねーん♪♪」
と、キラキラしていた。
えるたそはいい人だった。
私を励ましてくれた。
彼女にとっては、本当は微妙な婚活パーティーじゃなかったかもしれない。
私の励ましのために「微妙だった」と言ってくれたのかもしれない。
真相はわからないけど、私はえるたそに励まされた。
えるたそのフォローがなかったら、婚活なんてもうやらない、となっていただろう。
初めての婚活は、何も喋れなかったけど、気づくことができた。
もうちょっと喋れるようになったら、えるたそみたいな人になって、婚活初心者のコミュ障の子を励ませるようになりたいな、と思った。
腐女子が婚活パーティーに行って一言も喋らず無言の帰宅 おわり。